歯周病治療について

歯周病の症状に合わせて
適切なケアを行います
歯周病は歯にたまった汚れの中で増殖した細菌により、歯ぐきが炎症を起こす病気です。歯ぐきから出血し、次第に歯ぐきが痩せて歯がぐらつき、悪化すると歯が抜けることもあります。最近の研究では、炎症による汚染物質が動脈硬化や糖尿病の悪化、低体重児の出産などに関わることもわかっています。当院では歯科衛生士が徹底した歯周病予防・治療を行っています。
TROUBLE このような場合はご相談ください
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歯ぐきから出血する
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歯ぐきが下がってきた
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歯ぐきが腫れている
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歯ぐきが痛い
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歯がグラグラする
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歯の隙間が目立ってきた
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口臭を指摘された
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歯ぐきに違和感がある
当院の歯周病治療

口腔ケアのプロが
しっかりとサポート
歯周病の基本治療は歯科衛生士が行う歯垢や歯石の除去です。歯周病の初期段階であれば、多くの場合はこの基本治療で改善が期待できます。ただし、良い状態を保つためには、毎日のセルフケアが欠かせません。歯周病治療は「ブラッシングに始まり、ブラッシングに終わる」ことを忘れないでください。
治療内容

スケーリング
スケーラーという専用の器具を使い、歯みがきでは取り切れない歯と歯の間や歯と歯ぐきの境目についた歯垢や歯石を取り除きます。歯周病治療を進める上で、歯垢・歯石の除去はとても重要なので、1~3ヵ月ごとを目安に定期的にスケーリングを受けることをおすすめします。

SRP
スケーリングに、歯と歯ぐきの間にある歯周ポケット内部の汚れを除去するルートプレーニングを組み合わせて行います。汚れを除去した後は再び汚れがつきにくいように、歯垢によってできた歯の表面の凹凸や軟化したセメント質・象牙質を取り除き、ツルツルにみがきあげます。

再生療法(リグロス)
歯周病が進行して歯を支える骨が溶けてしまった場合に、骨や周辺の組織を再生する薬を使って行う治療で、健康保険が適用されます。薬の主成分のタンパク質が骨や筋肉などの細胞の増殖や分化を促し、血管を新たに作り出す作用も期待できます。

歯周外科処置
歯と歯ぐきの間の歯周ポケットが深くなり、歯周ポケットの奥まで歯周病が進行している場合は、歯ぐきを切開して、内部の汚れを取り除きます。汚れをしっかり取り除くことで、歯ぐきが引き締まり、歯のグラつきの改善なども期待できます。

内服
スケーリングや歯周外科処置と併せて、殺菌作用のある抗生物質などの飲み薬を使用する場合があります。当院では、位相差顕微鏡による細菌検査を行い、歯周病菌の種類や数を確認した上で、適した薬を処方いたします。
歯周病と全身疾患の関係
歯周病は全身の健康にも
さまざまな悪影響を与えます
歯周病菌が出す毒素などの汚染物質は、歯ぐきの血管から血液の流れに乗って全身を巡り、私たちの健康に多くの悪影響を及ぼします。現在のところ、心疾患や骨粗しょう症、低体重児出産のリスクなどに関係していることが明らかになっており、メタボリックシンドロームや誤嚥性肺炎との関連も指摘されています。

歯周病と糖尿病との関係
糖尿病患者さんは歯周病になりやすく、さらに悪化しやすい傾向があります。その原因の一つが血糖値です。血液中の糖分が多いと、たんぱく質が糖化して免疫細胞の働きを乱し、炎症をおこします。この過剰な炎症性物質が歯周組織を破壊し、抵抗力を低下させることで歯周病に繋がります。
さらに、高血糖状態では歯ぐきや血管コラーゲン繊維の分解促進されてしまいますので、糖尿病のかたは歯周病を予防するために日々の歯みがきや歯科医院での定期的なケアを受けることが大切です。
当院は地域の医療機関と連携し
治療を行っております
当院の歯周病治療は、地域の医療機関と連携して治療を行っております。内科などと連携した治療が必要だと判断した場合はご紹介いたしますのでご安心ください。